アロマテラピーに関するQ&Aまとめ
Q、アロマテラピーとはなんですか?
A,植物の自然の力を用いて、私たちの暮らしを豊かにする事です。
リラクゼーションや、リフレッシュ効果、自然治癒力を高めるなど、
アロマ(香り)、テラピー(療法)は、香りを楽しみながら、
私たちに元気をくれるのです。
Q、アロマテラピーで使うものは?
A、精油(エッセンシャルオイル)です。
植物から抽出した100%天然のオイルを使用します。
精油は、各植物によって特有の香りと機能をもち、アロマテラピーの基本と
なるものです。
Q香りの試し方は?
瓶のキャップを空けたら、鼻から10センチ程度離して、
ボトルをくるくると回転させると、香りがほのかにしてきます。
精油の種類により、刺激が強すぎる場合があるので、
鼻に近すぎない様にしましょう。
Q、なぜ、精油が有効なの?
A,植物には、私たち人間を元気にしてくれる複数の有効成分が含まれています。
有効成分は植物の特別な分泌細胞の中で作られ、花、葉、根、木部、種子など
それぞれの植物によって様々な場所で作られます。
精油(エッセンシャルオイル)とは、植物のパワーやエネルギーなのです。
植物により、成分の構成は異なり、含有量は異なるものの
全ての植物には殺菌、抗菌効果があります。
Q、精油にはどんな作用があるの?
A,たくさんの作用があります。
例えば、強壮作用(体の活性化)、ホルモン調節作用(ホルモンの分泌を整える)
去痰作用(痰の切れをよくする)、免疫活性作用(免疫力を高める)
抗ウイルス作用(ウイルスの増殖を抑える)、抗菌作用(細菌の増殖を抑える)
殺菌作用(病原体を殺す)、収れん作用(肌を引き締める)、鎮静作用(神経の過剰な働きを抑える)
鎮痛作用(痛みを抑える)、保湿作用(乾燥を防ぐ)、忌避作用(虫を寄せ付けない)
利尿作用(排泄を促進)
Q、精油はどうやって作られているの?
A,
◆水蒸気蒸留法◆
精油を抽出する最もポピュラーな方式です。ほとんどの精油は、この方法が使われています。
原料植物を釜に入れ、水蒸気を吹き込んで加熱すると、水蒸気の熱で精油を蓄えていた細胞が壊れ、
中の精油が放出され揮発します。
そして、気化して釜の上部に集まった精油の蒸気と水蒸気を冷却管に通します。
それらは、冷却管を通る際に冷やされ、再び液体に戻り、最終的に水に溶けずに浮いてきた精油と水に分離します。
残った水には精油が若干溶け込んでいるので、この水は蒸留水と呼ばれ化粧水や飲用に使われます。
*植物によって時間・温度・圧など蒸留条件は異なります。
◆有機溶剤法◆
花や樹脂の芳香成分を溶剤で溶かして抽出する方法です。
原料植物を石油エーテルやヘキサン等の有機溶剤に浸した後、溶剤を蒸発させるとコンクリートが残ります。
このコンクリートをアルコールにまぜて芳香成分だけ抽出し、最後にアルコールを除いて精製したものを
「アブソリュート」と呼びます。
この方法だと水蒸気蒸留法では抽出されにくい成分や色素、ロウ成分なども含まれるので、
使用する植物は水蒸気蒸留法に比べて少ないです。
*使用される植物・・ジャスミン、ローズ、チュベローズ、フランキンセンスなど
◆圧搾法◆
柑橘系の果実の皮を搾って芳香成分を抽出する方法です。
過熱をしないので自然な香りをそのまま抽出できます。
Q、誰でも使えるの?
A,乳幼児や高齢者の方に使用する際は注意が必要です。
芳香のみ使用し、濃度は成人の1/3程度にします。
また、敏感肌の方や、高血圧やてんかんなど持病をお持ちの方や
通院中の方は、医師にご相談が必要です。
Q、消費期限はあるの?
A,開封後は、半年から1年で使いきりましょう。
Q、保管方法は?
A,直射日光を避け、冷暗所に保管します。
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