赤ちゃんとのスキンシップ「ベビーマッサージ」
どのタイミングで、どんな風に行えばよいの?
以前は、ベビーマッサージという言葉自体があまり知られていませんでしたが、
ここ数年では、妊娠出産経験のあるほとんどの方が、知っている言葉となっています。
ベビーマッサージへの関心はとても高く、赤ちゃんとより良い関係を築きたい、
コミュニケーションの方法を知りたい、育児をもっと楽しくしたい・・・
と望むママ達がとても多くなっています。
うちの子にもやってあげた方が良いのかな?
どのタイミングでどの様に行えばよいのか?
迷っているママも多いと思います。
「ベビーマッサージ」の効果と注意点
≪効果は?≫
◎赤ちゃんとママの心を安らかにする魔法のタッチ
ベビーマッサージは親子のふれあいの時間をより素晴らしいものにしてくれる素敵なスキル。
核家族化の中で、育児のお手本のないまま赤ちゃんとの新しい生活がスタートする
現代社会のパパやママは、どうやって赤ちゃんに接したらいいのかわからず、
親としての自信が持てなかったり、大きなストレスを感じたりしがちです。
はじめての事ばかりで不安になる毎日の中に、ベビーマッサージを少し取り入れるだけで、
親子にとって最も大切な「ふれあい」の時間を作ることができ、親も子も共に気持ちが落ち着いてくるのです。
◎スクスク育つ元気な赤ちゃんに
マッサージは、からだに直接触れますので、赤ちゃんの筋肉や骨格の成長を促進したり、
内臓の働きを活性化したり、血流を良くしたり・・・といったからだへの良い作用があります。
全身に触れリラックスすることで関節や筋肉の緊張もほぐれ、動きを良くしたり、
赤ちゃんが体を調整するのに役立ちます。弾力のある筋肉を作り、バランス感覚を養うなど、
発育に良い影響をもたらします。
深い呼吸を促したり、免疫系や循環系などにも良い影響を与えます。
そして、日々、赤ちゃんのからだに触れることに慣れている親は、子供の体調の変化や異常などのサインにも
気づきやすくなります。
≪注意点≫
◎赤ちゃんの皮膚はとても薄いので、一般的に生後2~3ヶ月ごろからスタートする場合が多いです。
◎赤ちゃんが途中で嫌がったときは、無理をせず、中止し、また次の日にチャレンジしてみましょう。
無理をすると親子でストレスになってしますので、ゆったりした気持ちでおおらかに行いましょう。
◎部屋の環境
赤ちゃんの体温には常に注意をして下さい。
赤ちゃんの体温は大人よりも下がりやすいですから、特に冬場やエアコンの効いた部屋などで
マッサージを行う時には、室温に注意をします。
また、エアコンの風や直射日光が直接当たらないようにしましょう。ドアや窓からの隙間風などにも気をつけましょう。
◎赤ちゃんの様子
マッサージは赤ちゃんの体調など、その時の様子を確認してから行います。
満腹時、空腹時を避けましょう。
また、普段と何か違う様子はないか、体温が高かったりいつもよりぐずっていたり機嫌が悪くないか、観察します。
ご機嫌が悪い時に、無理やりマッサージをしてはいけません。
赤ちゃんの気持ちを最優先してあげることが大切です。
◎水分補給を
ベビーマッサージの後には、水分補給が必要です。おっぱいやミルク、白湯などを与えましょう。
◎こんな日はマッサージはお休みしましょう
予防接種後はマッサージをお休みします。
また、体調が悪く気分が優れない時や、疲れている時なども無理にマッサージをしないようにしましょう。
皮膚の湿疹やかゆみ、発疹など普段と違う様子が見られる時も、刺激をしないようにして、医師の判断に従ってください。
「ベビーマッサージ」の準備と方法
≪準備≫
バスタオルなどを敷き、冷たい床に赤ちゃんを寝せる様な事が無い様にしましょう。
マッサージは洋服を着たままでもできますし、裸でもできます。
裸で行う時は、オイルを使用すると皮膚への摩擦や刺激を和らげ、より気持ちよくリラックス効果も高まります。
はじめてのオイルを使用する時は、事前に肌に合うかどうか確認してから使用すしますが、
ベビー専門店で販売しているオイルなどで試してみると安心です。
≪ベビーマッサージの方法≫
ベビーマッサージはあくまでも親子のふれあい方の一つの方法でしかありません。
ですから、難しいマッサージ技術を一生懸命に習得する、というようなものではないので、
特にこうしなければならない、という決まりはありませんが、より気持ちのいいマッサージの仕方は知っておくと良いでしょう。
≪マッサージの手≫
まず、手を洗い、指輪などの貴金属は外します。
そして両手をこすり、手のひらを温めてからマッサージを始めます。
オイルを使う場合は、オイルを手の平で良くこすり合わせて温めます。
マッサージをする時の手は、力を入れず、柔らかい状態にしておきましょう。
ママの緊張感や心の状態は、手を通じて赤ちゃんにテレパシーのように伝わりますから、
ママの心も落ち着いた状態でリラックスしてから始めます。
手の親指以外の四指は、離さずに揃えます。
そして、手の平や指先を反らさずに、自然な丸みのまま、赤ちゃんに触れましょう。
できる限り密着させて下さい。
おそるおそる触ったり、サワサワ~っと、なでるように触るのではなく、
ペターっと手の平から指先まで全部が密着して、手の重みだけを感じるような状態がベストです。
赤ちゃんのからだをよく見て下さい。どこを見ても丸いですね。その丸みや曲線に沿って、手を動かします。
ゆっくり、大きく、動かします。ちょこちょこと小さな動きではリラックスできません。
急に止めたり、離したりしないように。赤ちゃんはびっくりしてしまいます。
ゆったり、心地の良いリズムで、呼吸を感じながら動かしましょう。
≪手順 目安≫
※やり方は自由です。この方法でなくても撫でさすってあげるだけでも充分効果は期待できます。
①片足ずつ優しく太ももからつま先に向かって、さすってあげましょう。(3回程度ゆっくり)
②足の裏を中央から外側に優しく広げる様に、両方の親指で足先からかかとまでさすります。(3回程度ゆっくり)
③両手で、赤ちゃんの胸から指先に向けてさすります。(3回程度ゆっくり)
④赤ちゃんの手を包み、刺激を与えます。(3秒ずつママの手を開いて閉じて刺激を与えます。3回程度繰り返しましょう)
⑤赤ちゃんをうつぶせ寝します。(嫌がる場合は無理にしません)
⑥背中からお尻までゆっくりさすります。(3回程度ゆっくり)
⑦おしりを左右にゆっくりさすります。(3回程度ゆっくり)
⑧仰向けにし、頭、お顔を優しくなでてあげましょう。
⑨マッサージは終わりです。水分補給、おっぱいやミルク、白湯などを与えましょう。
◎言葉かけで赤ちゃんに魔法をかける!
お話しながら、歌いながらマッサージを行う時は、赤ちゃんの目を見つめながら、優しく歌ったり、語りかけながら行います。
赤ちゃんはママやパパの声が大好きです。
特に歌を歌ってあげるととても喜びますし、楽しくマッサージができますので、マッサージに合わせて歌ってあげましょう。
マッサージは楽しい時間、ママもパパも赤ちゃんも幸せな時間、というイメージができてくると、
赤ちゃんはますますマッサージの時間を心待ちにしてくれるようになるでしょう。
◎ママやパパも笑顔で
マッサージが赤ちゃんにとって楽しい時間になるためには、ママやパパにとって楽しい時間でなければなりませんね。
ママやパパが楽しそうだと、赤ちゃんも楽しい気持ちになります。
まずは、ママやパパがリラックスして笑顔でマッサージをすること。
そして、赤ちゃんの気持ちを優先して、赤ちゃんにペースに合わせて、ゆったりとした気持ちで行います。
赤ちゃんはママやパパの笑顔が大好きです。
ベビーマッサージはママとあかちゃんのペースでゆっくりリラックスして行いましょう。
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